2014年4月18日金曜日

いわゆる“キュレーション”のレベルの件

今朝、Facebookで目撃した動画。
※実物が存在しているので、リンク貼りますしネタにもしますが、閲覧数は稼がせたくない!そんな困った状態なことをここに告白します。
http://feely.jp/278/で紹介されてたもんですが、曰く、
たったワンフレーズの言葉を変えるだけで、全てが変わってしまうそんなことを感じられる動画です。

まさに、いわゆる「キュレーション」でスピリチュアル系のセミナー屋の動画の文脈が微妙に変わる瞬間ですよ。
そんなウンコの様な現象には、もう歯止めが効かないものですかね。なんか、広告料みたいなお金でも発生してるんでしょうか。
で、このスピリチュアルなセミナー屋が動画の閲覧数だけを取り出して、多くの人に支持されています!とかいう風に宣伝したら、その数に騙されてまたセミナー屋にお金を渡してしまうスパイラルにみんなで加担という流れ。
俺も今こうやって動画を共有してるんで、自分のブログを汚して、連中に加担しているというなんともいえない状態なわけです。

ちなみにこれ、お金が沢山放り出されるんじゃなくて、みんなから声かけられまくって触られまくってお金も、という描写にすれば、看板書き換えてるネェちゃんの靴を触るってのと対比もできるし、ワンネスとかそういうスピリチュアル主張とも絡められてもっと皆さんの意識に刷り込めるものがあったろうに、残念ながらこんな構造。


  • 謎めいた一人の女が何かをして去り、その結果利益がもたらされる。
  • 彼女の靴にしか触れることができない。彼女は上位存在。
  • 利益を得られて初めて、改めて彼女から肩に触れてきて、それでも何があったのかという全貌は明かされることがない。


スピリチュアルなものは、あくまでも不過視で感じ取ることしかできないけれど、利益を得る事はできるし、改めてしみじみ感じてもオッケーという理解があってのシナリオだってことですよ。
更に一段突っ込めば、言い方変えて効率よくマネーをゲットだぜ!という制作側のシンプルな深層心理も、そのままビンビン伝わってきます。
おお、作品ってのはマジで内発なんで、とにかくフロイト的な防御をするか、全部どばーっと出すかしなきゃダメって教訓を思い出しましたよ。自分でやるときは気をつけます。
なにはともあれ、キュレーションとかやってる連中も含めて、透けて見えるんじゃなくて、透かして見るってのも大切ですね。
一番いいのはスルーか?俺が率先して失敗していて、大変申し訳ないんですけど。